2020年07月25日12:24
⦿(す)
「故(か)れこの霊聲(こゑ)を總(すべ)て一言(ひとこと)にす(素に氣と書く)と言ふなり故(ゆえ)にす(素に氣と書く)聲(ごえ)の言靈(ことだま)を誠に明細に説き定る時は、世界一切の極元(ごもと)の眞體(しんてい)をも其(その)成り立ちの秩序をも億兆万々刧々(こうこう)年度刧大約(おほつな)恒々兮(たる)大造化の眞象をも遂一明かに、資(と)り得らるるなり。
蓋(けだ)し「ス」の言たるや⦿(す)にして⦿(す)なるが故に既に七十五聲の性靈を全備して、純乎(じゅんこ)として各皆其(その)眞位(みくらい)を保ちつつ有るなり、其(その)眞位(みくらい)と謂ふは皆兩々相向ひて遠近皆悉く反對が純一に密合の色を保ちて實相しつつ、至大極乎として恒々兮(たり)活機臨々として點々(てんてん)たり、所謂至大氤氳(いんうん)の氣が聲(こえ)となり起むと欲して堪々の中に神機を含藏するの時なり、故に世に人たる者は先づ第一に此(こ)の⦿(す)の謂れを明かに知らざるべからざるなり、⦿(す)が皇(スベラギ)の極元(ごもと)なればなり。(大石凝眞素美全集・八幡書店)」
しん‐てい【真諦】 1 事物や思想の根本にあるもの。本質をとらえた極致
純乎:全くまじりけのないさま。
じゅん‐いつ【純一】 [名・形動]まじりけがないこと。飾りけや、うそ偽りがないこと。
し‐だい【至大】 [名・形動]この上もなく大きいこと。また、そのさま。多く、目に見えない、形のないものについていう。
乎:もと 呼びかける音声を示す。丂(こう)と声の発散するさまの小とから成る。
かな か 感嘆を表す。
じっ‐そう【実相】
1 実際のありさま。ありのままの姿。「社会の―」
2 仏語。真実の本性。不変の理法。真如。法性(ほっしょう)。
こう【恒〔恆〕】 [常用漢字] [音]コウ(漢) ゴウ(呉) [訓]つね 〈コウ〉いつも変わらない。つね。「恒久・恒常・恒例」 〈ゴウ〉ガンジス川。「恒河(ごうが)・恒沙(ごうじゃ)」 [名のり]ちか・のぶ・ひさ...
かっ‐き〔クワツ‐〕【活機】
1 生き生きとした動き。
「自動の―を具えたる男女一対の偶像に異ならず」〈竜渓・経国美談〉
2 仏語。悟りに通じる資質。
てん【点〔點〕】 [音]テン(呉)(漢) [訓]ともす とぼす たてる
[学習漢字]2年
1 小さなしるし。ぽち。「点画・点線/圏点・黒点・斑点(はんてん)・傍点」
2 文字や文章につける符号。「訓点・濁点・句読点」
3 特定の位置や個所。「観点・起点・疑点・拠点・欠点・時点・弱点・終点・重点・焦点・争点・地点・頂点・難点・美点・沸点・盲点・要点・利点・論点」
4 評価。また、その値。「高点・採点・次点・同点・得点・評点・満点」
5 しるしなどをつける。ちょっとした動作をして入れる。さす。「点火・点眼・点景・点茶・点灯/画竜点睛(がりょうてんせい)」
6 一つ一つ改め調べてみる。「点検・点呼」
☆天地絪縕(いんうん)☆
天地絪縕(いんうん)して万物化醇(かじゅん)し、
男女精を構(あわ)せて、万物化生す。
(繫辞下伝)
「絪縕(いんうん)」とは気がもつれ合い、交わること。
「化醇(かじゅん)」は発酵して純粋な酒ができるように変化して形を為すこと。
天地の気が交じり合って万物はその形を成し、
男女が相交わって初めて生命が誕生する。
陰陽二気の純粋な交わりほど大きな発展をするものはない。
かん 【堪】
[常用漢字] [音]カン(漢) タン(慣) [訓]たえる こらえる たまる
1 たえる。こらえる。「堪忍」
2 すぐれている。「堪能(かんのう)/不堪」
◆「堪能(たんのう)」は「足んぬ」の音変化で「堪能」は当て字。
[名のり]たえ
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