ハロウィンについては「覚りの旅」でも取り上げました。

ハロウィンということで、「令和元年11月の覚りの旅」に、10月31日は宗教改革記念日だということで話題にあげました。

ケルトの暦で10月31日というのは、万霊節といい、一年の終わりの日なのだそうです。つまり、11月1日はケルトの人達にとっては新年なのだということです。西洋では厳冬に向かう日に始まりを置いたそうです。家畜とか作物が育たなくなる。冬=死 というイメージがあり、その入り口が10月31日。備蓄して、家畜を納屋へ入れて、万端整えば万霊から力を得て翌朝から新年を迎え生き延びられた。そういう考えがあるそうです。

ヨーロッパでは新制度発進の日でもあるそうです。

ハロウィンというのは、宗教改革のキッカケの時であるわけです。

どういう事かと言いますと、ルターが10月31日に教会の門に「95ケ条の論題」を張り出したのです。

何を言わんとしたか? 

カトリック教会の免罪符販売を批判したものとされています。しかし、ラテン語で書かれていたためドイツ市民には全く内容が分からなかった。それがドイツ語に訳されカトリックとプロテスタントを分裂させる端緒となったのだそうです。

免罪符というのは、16世紀、カトリック教会が発行した罪の償いを軽減する証明書です。この証明書にルターは疑問を投げかけたのです。

キリスト教では

「痛悔」、罪を悔いて反省をする。

「告白」、司祭に罪を告白して許しを得る。

「償い」、罪の赦しに見合った償いをする。 

悔い改めないでお金で救われて良いのか?というのが、ルターの疑問で、皆がわかる言葉に訳されたからこそ宗教改革に繋がっていったわけです。

メシヤ様の御教えでは、赦す権能というのはメシヤ様しか無いわけです。