天恩地惠11月号

覚りの旅 平成311月『時局と霊界』を拝読して 20190121日を復習させて頂きました。次に、メシヤ講座・浜松から学ばせていただきます。

 

(先生)それと関連して、この昭和26年の『時局と霊界』という御論文を拝読させていただくと、『○○龍神』『○○○之尊』と書かれているのが、こちらの『文明の創造』の最後のところ(『基督教と善悪』)の366ページの冒頭に、3行目から『兇党界の親玉夜叉龍神が立てた計画の下、私の兄であった国武彦尊に憑依(ひょうい)した時から発生した』と明らかにされていますので、まだ昭和26年の2月25日の段階ではまだ時期がきていないということでまだ名前を伏せられていますけれど、この27年に『文明の創造』をお書きになったときには時期が来たということでお書きになっているのです。まあそういうふうに繋いで拝読していただけるとわかりやすいのではないかなと思いますね。

 

『善言讃詞』の中にある『夜叉龍神』の解釈のしかたと日常生活

 (参加者) 『私の兄』ということですが、この方はどういう方だったのですか?

(先生)メシヤ様の兄だったということです。そうしていくと、善言讃詞にも『夜叉龍神』がでてきますね、これを今までの解説としては『夜叉』と『龍神』をわけて解説してあります。「善言讃詞の手ほどき」の中には『夜叉』と『龍神』をわけて説明をしているので、『夜叉』の説明と『龍神』の説明をしております。しかし、メシヤ様がここに『夜叉龍神も解脱爲し』というふうにお書きになっているのはどういうことかというふうに善言讃詞も解釈しなおさなければいけないということになります。

わかりやすく説明をしますと、ある組織団体があるとします。大きな団体にいくとその代表に会っても、その組織とはわからないくらい非常に紳士的に対応をしてくれます。しかし、下の小さな団体に行くほど、話しにならないくらい対応が悪いことがあるのです。

そうすると、『夜叉龍神』というのは一番の大元ですので、この『夜叉龍神』はメシヤ様の御出現によって改心したから、『解脱』したわけですね。しかし、その下の眷属は『夜叉龍神』が『解脱』したことはわかりませんので、いまだもって権力を奪うように、いろいろな大きな人間に憑依しながら、問題を起こしたり、画策したりしているのです。そういう状態だということです。ですから、御神体の御前で夕拝をするときに唱える『善言讃詞』とそれから家庭月次祭のときに上げる『善言讃詞』のときには、この『夜叉龍神も解脱為し』ということを言霊界に響かせるということが大事になるわけです。

この言霊界の中では《夜叉龍神は解脱したんだ》ということが行き渡りますので、行き渡ると《トップが解脱したんだ》と眷属わかり始めることが大事なことなので、この御神体の前で『善言讃詞』 を唱えるときには、そういう想念をもって『夜叉龍神も解脱爲し』という言葉を唱えていただきたいと思います。

これがなければ、夜昼転換というものが進んでいかないということです。

そこへいくと、〇〇教団の人達は、この天国を作っていくという『善言讃詞』の意味がわからない為に改ざんしてしまっているということです。ここが言わば〈弟子といえども大きな間違いを犯しているということ〉に繋がっていきますので、その下でズーッとやられている人達は非常にお気の毒だということです。

ですから、救ってあげる対象であるということを、こうした勉強を重ねるごとに、より一層そういう気持ちを持って進んでいただければありがたい、というふうに思います。

メシヤ様の御法難の時のこと、その『夜叉龍神の眷属が私を随分責めた』というふうに書かれていますけどね。メシヤ様は、『トップは改心しても眷属にやられてしまった』 ということが言えるのではないかなと思いますね。

ただしかし、自分自身はその眷属にやられないために、夜叉になってないだろうかというのをいつもチェックしておかなければいけません。家で夜叉になってないかなぁ、と。(笑)ね、ここに眉をよせて「何やってんの!」とか、こうなった時にはもう夜叉の眷属にやられているということなので気をつけておいていただきたいと思いますね。

(参加者) 自分の中にあるということ?

(先生) そう。だって自分がカカカッときたとき、そこにフッと乗っかってくるわけだから。シメシメと思って。そして言わんでもいいことを言っちゃうでしょ。

(参加者) じゃあ、それはもうやられちゃっている...

(先生)うん。もうそれはやられている。その時は。だから言わんでもいいことを言った時は「しまった」と思ってもうすぐ口を押さえてやらないと、それが憑依したままになってしまうから。

(参加者) 押さえると止まるんですか?

(先生)そりゃ、あっ、こいつはもうこれ以上できないなと思うから、スッと抜けちゃう。

(参加者) そのままにしているからいけないんですか?

(先生)そのまま言い続けると、「よしよし、しめたしめた、よしよし」って言って今度は太鼓を叩きだすから。ダンチャラ、ワイワイやらして、もう家の中で怒りまくるようになってきて、そうするともう乗っかっちゃっているわけだ、その人に。だからその時にこれはマズイと思って口を押さえると、あ~ここはダメだなと思ってヒューッと逃げていっちゃうから家庭が治まっていく。

それにやられると家庭がひっちゃかめっちゃかになっていく。

(参加者) □、笑ってるら。

(先生)はははははは。

(参加者) 一部当たるとこもあるんだけど。

(先生)はははははは。一部ね。

(参加者) あ~、止まらなくなるのは乗っちゃっているんですか...

(先生)そりゃそうよ。普通の理性があれば、“あっ、これ以上言っちゃいかんな”ってすぐ理性が働く。

(参加者) 働くはずなんですけど止まらないんです。

(先生)だから、言い続けるってことはもうフーッと引っかかっちゃってくるわけ。

そうすると音楽なんか鳴らしちゃってね。それに踊らされながら、「ピースカ、プースカ」言い出す。

(参加者) わかりました。口を押さえてみます。

(先生) そういうことを知っただけでも、もうそういうのにやられなくなくから。

(参加者) あっ、知っただけでも?

(先生) うん。

(参加者) じゃあ、忘れそうな時には、子供とかにお母さんとちょっと...

(先生) だったら、これを毎日読めばいいよ。

(参加者) あっ、読めばいいんですね。

(先生) ああ、ああいう話しだったなぁと思えばすぐ...

(参加者) はい。

(先生) 繰り返しますけど、メシヤ様によって夜叉龍神はキチンと解脱したんだけども、その下の眷属たちがまだ何とかしてこの世の中を滅びさせようとしているので、それに乗っからないように、引っかからないように注意して生活をしていってもらいたいということですね。だからまあ、家庭の中を揉めさせるというのが邪心界の常套手段です。結束を緩めさせるのはね。みんなで家庭を天国にしていこうという思いを崩していくのが向こうの常套手段なので、揉め事を家庭の中にどんどんどんどん入れてくる。それとあと、中心になる人を不安にさせるというのがありますね。それで何とかして薬を飲ませよう飲ませようとしてくるので、それを飲んでいくとどうしてもまた首筋が凝って憑かりやすくなるので、そういうのがないように自分を守って家庭を守るようにしていかないといけない。だから時々、お母さんが怒ったら、ね、鏡を持って目の前にこう持っていって「夜叉になっていませんか?」って言って。はっはっはっはっ。(参加者一同笑い)

(参加者) 今の問題が解決しました。ありがとうございました。

(参加者) 私なんかも、今はちょっと落ち着いているんですけど、8月とか7月にものすごい腹が立ったことがいっぱいあったんだけど、それがある日急にパッと何事もなかったように忘れるんですよね。その時にね、毎日メシヤ様にお参りしたりとかしているから、その気持ちの中のあれがパッと消えるんですかね?

(先生) そうそう。

(参加者) もう嘘のように自分が和やかになるんですよね。

(先生) だからまあ、家に御神体があって、朝『天津祝詞』を奏上する、夜『善言讃詞』を奏上するということは、そうしたものを浄めて取り除くということになるので、しばらくムカムカしてもね、その御光によってスーッと向こうは離れていきます。何とかしてね、折角みんなで慰霊に取り組もうとしているのに、主張が違うので揉めてくるわけだけど、この揉めることが向こうの企みなわけ。みんなはきちんとした慰霊をしたいと思っているのに、中が揉めるというのはそれぐらいにやられているっていうことだから。だから揉めさせないようにということを心がけていくしかない。まあでも9月になって落ち着いたから良かったですね。

(参加者) 慰霊祭が済んでから何かすごく気持ちが落ち着いた気がするんですけど。

(先生) ああ、なるほど。

(参加者) そんなに怒ってるんじゃないって言ったのかなあと思って。

(先生) うんうんうん。まあそれもあるね。御先祖の方が働いてくれたっていうこともあるね。じゃ、その他はいいですか?

(参加者) 『時局と霊界』っていうのは『天国の礎』に載っていますけれども、ここの『最後に私のことを・・・』っていうところは入ってませんですよね。

(先生) うん、そうだね。

(参加者) すごいありがたいです。こうして繋がるところまで拝読させていただくことができて...

(先生) でまあ○○さんなどは、前の関係者の人と話す時には、最後の御論文『宗教、哲学、科学の一致』の中の四つ目の段落のところの『又宗教であるが、之も御多分に漏れず行詰ってどうにもならない。というのは宗教の本領である奇蹟が、寔に少ない実状である。そこでやむなく理論によって、それを補おうとしたり、種々の社会事業等によって、存在の価値を意義付けようとしている位で』っていうようなところを読んであげて、いま○○○が陥っているのはこういうところですよというふうにして改心を促すようにしてあげるといいと思いますね。まあそういう場面で活用していただきたい御教えですので、これも参考にしながら進んでいただきたいと思います。

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(三救責任者)

いかがでしたか?『夜叉龍神』という難しくなりがちな内容を、私達の日常に合わせて分かり易く説明下さっております。浜松でのお話が一番親しみ易くわかりよいので取り上げさせて頂きました。