令和二年二月度『覚りの旅』御教え
二月度に学び合う御教えです。今月は立春祭にて『覚りの旅』を行います。
よろしくお願いいたします。

「伊邪諾(いざなぎ)尊が主神の代表神」御教え集十六号・・・158
「天国篇」・・・66

御教え集十六( ) 昭和二十七年十一月十七日

 

それで伊邪諾(いざなぎの)(みこと)が主神の代表神です。ですから非常に力が強いのです。それでこの間多賀(たが)さんの奥さんに伊邪冊(いざなみの)(みこと)様が懸って「自分は非常に間違っていた( )だからこれから大いにお手伝いする」というようなことを言われてました( )

 

それからよく祈願する場合に「光明如来様」と「明主様」と両方にお願いしたり御挨拶しますが、あれは「明主様」だけで良いのですから、そういった場合は そういうふうにすると良いです。これは本当のことを言ってなかったから無理はないのですが、つまり光明如来様は私の代理をやっているのです。一々私が信者の所に行っていてはたいへんですから、それで光明如来様を私の代理として、派遣すると言ってはおかしいが、祀らせてあるのです。そのつもりで……。ですか らふつうは光明如来にお願いすれば良いのです。それで場合によっては、酷い苦しみとか危急の場合は、それは明主様にじかにお願いするとそれで良いのです。 私の方はつまり製造元ですから、製造元に直接言ってもらうという意味と思えば一番分かりやすいです( )

それからもう一つは、今私がやっている仕事は伊邪諾(いざなぎ)尊の仕事をしているのです。というのは古事記にありますが〝天の御柱を(まわ)り合う〟といって、柱をまわり合ったのです。そうすると伊那冊(いざなみ)尊は右まわりをしたのです。それは右進左退です。右が進み左が退くのです。ところがそのためにうまくなかった。世の中が治まらなかったというので、とうとう伊邪冊(いざなみ)尊様は、つまり夫神に助けを求められたのです。そこで伊邪諾(いざなぎ)尊様が「そうらみろ、オレが最初右まわりではいかんと言うのを、お前があんまり言うからオレは許したのだが、やっぱり左まわりでなければいけないのだ。それではこれからオレがやってやろう」と、左まわりをしたのです。やっぱり霊主体従です。つまり医学が機械やなにかで治すというのは右進左退です。それで浄霊で治すというのは左進右退ですから、伊邪諾(いざなぎ)尊様のやり方です。それで伊邪諾(いざなぎ)尊が主神の代表神です。ですから非常に力が強いのです。それでこの間多賀さんの奥さんに伊邪冊(いざなみ)尊様が懸って〝自分は非常に間違っていた。だからこれから大いにお手伝いする〟というようなことを言われてました。

 それから今世の中では天照大御神が一番尊い神様としてありますが、天照大御神がこの間出られて私のことを「主神様」と言ってましたが、「主神様がいよいよお出になってお(よろこ)び申し上げたい」と言って「これからせいぜい御守護をお願いしたい」ということを言われてましたが、これは本当のことです。これは神代史(じんだいし)にある通り、天照大御神は伊邪諾(いざなぎ)伊邪冊(いざなみ)尊から生まれたとなってます。ですからつまり天照大御神は私の子になるわけです。つまり長女です。それからその次に生まれたのが素盞嗚(すさのお)尊です。素盞嗚(すさのお)尊という神様は、私の本にも書いてありますが、物質文化つまりユダヤの祖先になるということにもなってますが、本当はそうではないのです( )そういっても良いのですが、とにかくイスラエルの民族というものは素盞嗚(すさのお)尊の子供ですが、それがユダヤになるのです。そこで今日の物質文化というものはユダヤ文化です。要するに素盞嗚(すさのお)尊が造られたものです。そこでつまりキリストは素盞嗚(すさのお)尊の子孫です。だからキリストは伊邪諾(いざなぎ)尊より生まれた神を祖先として、その後に生まれたのがキリストですから、私の弟子がキリストと同じくらいの奇蹟ができるというのは当然なのです。そういうことも細かく話しするとなかなかおもしろいのですが、だんだん書くつもりです。


「天国篇( )文明の創造 昭和二十七年

 

(そも)(そも)( )主神の御目的である地上天国を建設する基本条件としては、何よりも大自然の実相そのままを表わす事である( )というのはいつも言う(ごと)( )宇宙一切の構成は( )日月地が根本となっており( )(この)本質が火水土であるから( )(この)三位一体の力によって( )万物は生成され、化育され( )世界は無限の発展を遂げつつあるのである( )()

 

 私は科学篇( )宗教篇を次々かいて来たが( )之から最後の天国篇をかくのである。(しか)(この)所論は真の意味に於ける前人未説のものであって( )文明世界設計の根幹ともなるものであるから( )そのつもりで読んで(もら)いたいのである。(しか)し初めて(これ)を読む人は( )現実と余りに懸け離れた理想論としか思われまいが( )決してそうではない。立派な実現性のある事は( )読むに従って分るであろう。抑々(そもそも)( )主神の御目的である地上天国を建設する基本条件としては( )何よりも大自然の実相そのままを表わす事である。というのはいつも言う(ごと)( )宇宙一切の構成は( )日月地が根本となっており( )(この)本質が火水土であるから(この)三位一体の力によって( )万物は生成され( )化育され( )世界は無限の発展を遂げつつあるのである。(ところ)が今日(まで)の霊界は( )(しば)(しば)説く(ごと)く夜であったが為( )日は隠れていたのである。つまり月土日の順序となっていた( )無論之は正しい順序ではないから( )(これ)(まで)の世界は一切に調和が欠け( )(みだ)れに乱れて( )現在見るが(ごと)き地獄世界を現出したのである。(これ)というのも善と悪について(さき)に説いた(ごと)( )善悪の軋轢(あつれき)が必要であったからで( )全く深甚(しんじん)なる神意に外ならないのである。(その)期間中(わず)かに宗教によって緩和(かんわ)されて来た事もかいたが( )全く釈尊の唱えた苦の娑婆(しゃば)(あきら)めの言葉も、キリストの贖罪(しょくざい)と隣人愛も(その)意味に外ならなかった。

(ところ)で私の唱える夜の世界が( )昼の世界に転換するという事であるが( )本来宇宙の原則としては( )日月地の三段階が正しい順序であるに(かか)わらず( )そうでなかったのは前述の(ごと)き意味であったからで( )それが今度愈々(いよいよ)完全の形となるのである。言わば世界は百八十度の転換であって( )実に空前の一大異変である。従って現在の文化形体も一変するのは勿論(もちろん)( )(その)大綱としては( )前述の(ごと)き大自然の形となる以上( )一切の機構も三段階になり( )分れて六となり( )又分れて九となる( )つまり三六九で( )(これ)を縮めればミロクとなる。地上天国一名ミロクの世とは(この)事である( )ではミロクの世とは具体的にはどのような世界であるかを( )順次説いてみよう( )