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「伊勢津彦 経の峰より 民想い 身は隠しても 帰り花咲く」

伊勢津彦は「伊勢風土記」で伊勢国号にもなる先住の国津神であったと思われます。
神武天皇率いる天孫族は現地先住民「伊勢津彦」に国譲りを迫ります。
伊勢津彦は民を想い争いを避け、身を引く決心をします。
神武天皇に「何か身を引く証を・・」と迫られた
伊勢津彦曰く:「吾は今夜、八風を起こし、海水を吹き、波浪に乗って東国に行くであろう」
と、東国に向かい信濃を終焉の地とします。

伊勢津彦は、過ぎ去る前に、経ヶ峰に一人立ち、伊勢の国人に別れを告げたのであろうと思われます。

今日は小春日和でした。
あまりに穏やかな温かさに桜が咲いているのを見つけ、書いてみました。
花の間から見える山が経ヶ峰なのです。
経ヶ峰を見て、民を想って国を去った「伊勢津彦」の無念はいかほどであっただろうとの想いが沸き上がります。
しかし、穏やかなのです。平穏なのです。
だからこそ帰り花が咲いたのです。


帰り花 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「帰り花(かえりばな)とは、11月頃の小春日和に、桜、梅、梨、躑躅などの草木が本来の季節とは異なって咲かせた花のこと。ひとが忘れた頃に咲くので、「忘れ花」といった言い方もされる。」